基礎知識

  

整体(せいたい)

様々な症状を体全体の骨格の関節の歪みの矯正と骨格筋の
調整などの手技療法で治療する民間療法の一種です。

現在の整体の起源は、大正時代に日本に伝わったカイロプラク
ティックやオステオパシーなどの欧米伝来の手技療法に、当時
の治療家たちの独自の工夫や、中国医学の手技療法、武術の
一部流派に伝わる手技療法などを加えたものを集大成したもの
になります。

この民間治療法を用いる者を整体師・整体士・整体療法士などと
いいます。

現在民間資格であり、一部に国家資格化の動きもあるが、あん摩
マッサージ指圧師と業務が重複する為に無理に近いといわれてい
ます。

また現在、民間療法において「なでる・押す・揉む・叩く」あらゆる行為
は、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」に
違反する行為で、50万円以下の罰金刑であるので、治療行為に注意
が必要です。  尚、柔道整復業(接骨,整骨)他とは異なります。

  

カイロプラクティック注意事項

カイロプラクティックは、現在法制化されていないために誰もが
カイロプラクターを名乗ることができます。

3ヶ月講義のみから2年間の短期養成学校まで民間資格を得た
未熟な施術者が増え、過度の頚椎アジャストメントによる事故が
報告されています。

それにより、平成3年6月28日厚生省はカイロプラクテック各団体に
「医業類似行為に対する取り扱いについて」を通知し、その中に禁忌
対象疾患の認識や一部の危険な手技の禁止を指摘しました。

これにより各団体(ただし全団体ではない)により自主規制が設けられ
ることになりました。しかし、未だにカイロプラクティック業界は玉石混交の
ため、統一した資格制度と法制化が望まれています。

国際基準のカイロプラクティック教育はCCE(Council on Chiropractic
Education カイロプラクティック教育評議会)という第三者教育認定機関が
定めた、最低全日4年制4200時間以上の教育であり、それ以下のものは
WFCおよびWHOは正式なカイロプラクティック教育とみなさず、卒業生も
「ドクター・オブ・カイロプラクティック」や「カイロプラクター」と呼ばれないのが
現状です。そのため、法制化された国だけに関わらず、法制化されていない
国々でもCCE基準の「国際基準カイロプラクティック教育」を遵守する教育
機関が多くあります。

  

カイロプラクティックの現状

業団体の意思の統一が図られることが急務ですが、現状では
かなり難しいといわれています。現在でも、厚生労働省はカイロ
プラクティックの法制化には全く動いておらず、資格化の実現には
それ相応の時間がかかると思われます。

現在、ほとんどの学校が短期で卒業生を排出している事実は変わ
らず、カイロプラクティックを業となすものの社会的地位の低下を生
んでいる最大の要因です。 教育状況も数ヶ月のものから2年制
パートタイムのものまで他所多様の教育機関が存在し、一言にカイロ
プラクターといっても知識、実力とも雲泥の差があるのは否めません。

現状の法解釈を再度述べるなら、あくまでも人体に害をなさないことが
前提である。そのような状態で人間の健康の回復を業とすることが如何
に困難なことか容易に創造ができます。 リスクをともなうものに法制度
が伴っていないことにたいする危機意識を持つべきでしょう。

しかし最近の動きとしては、世界80カ国からなるカイロプラクティックの
国際団体、WFC(世界カイロプラクティック連合)が1988年に設立され、
1997年には国連の一機関であるWHO(世界保健機関)のNGO(非政府組織)
に正式に承認されることとなりました。WFCは団体加盟制であり、その代表
団体の会員資格を有するのは一般に D.C. といわれる国際基準のカイロプラ
クター、もしくはそれに準じた教育を受けた(例えばChiropractic Standardiza
tion Program修了)者です。WFCの日本代表団体はJAC(日本カイロプラク
ターズ協会)であり、1999年に加盟しています。

日本国内でも国際基準の教育機関が次々と開校しています。

1995年には初の国際基準校として東京にオーストラリア公立大学である
RMIT大学日本校カイロプラクティック学科が開校し、アジア初の学校として
CCE認定を受けています。

2006年には大阪の国際カイロプラクティックカレッジが開校する予定です。

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